2008年08月22日

俺の中に居る

100 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/02/22(木) 23:07:24

子供がいるなら大事にして命をつなげ。それが一番の親孝行だ。


自分は実母が病弱だったから、

生まれてすぐに母方の親戚に預けられた。

姪の子供なんてピンと来ないだろうに、

初孫としてバーちゃんは可愛がってくれた。

バーちゃんも病弱だったから、

記憶にある姿は横すわりして笑っている所だけだ。

抱っこもないし、おんぶも無かった。

でも本当に可愛がってくれて、何もしなくても安心できた。



寄り合いが有ると必ず頼まれるほどの寿司の名人で、

縁側で酢飯を作り始めるともう我慢が出来ない。

「バーちゃん、バーちゃん!!」

しゃがんでピコピコはねると、「ほいよ〜」と一口だけ押し込んでくれた。

それで十分満足して、外に飛出して友達と暗くなるまで遊んだ。




親元に戻っても毎年泊まりに行ってたけど、

さすがに高校に入ると少し疎遠になった。

そうしたら「もう駄目かもしれないから来て」って

姉ちゃん(娘さん)から連絡がきた。


病院のベッドのバーちゃんは信じられないくらいに

ギロギロに痩せて横になっていた。

もう孫の顔も分からない、と姉ちゃんが言ったのに、

「来たよ」と言ったら自分を見た。

「分かってるんだ」と姉ちゃんが言った。

あまりのショックで声も出ないし身じろぎも出来ない。




こわばったままの顔をバーちゃんは何と思っただろう?



それからすぐ、バーちゃんは他界した。



何年かしたある日、鏡を見ている時に、

何気なく目尻を引っ張って垂れ目にしてみた。

「あれ?バーちゃんの顔?」

自分は父親似だと思っていたのに、ちゃんと同じ血をひいていたんだよね。



今、何がどうって訳ではないんだけど、

なんとなくもやもやした時には炊き立ての飯に酢をうって、

あの時のバーちゃんの味を思い出す。



確実に自分の中にバーちゃんは居る。それでいいと思っている。

===============================

ばーちゃん。。。

GIFT Mr.Children
posted by 隣の財務人 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 2ちゃんねる? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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